「吸い込む壁・剥がれる木 」―正しい下地処理の重要性ー

寒さのやわらぐ季節になりましたね。朝晩はまだ冷え込むものの、日中は体も動きやすい気温になってきました。

私たち塗装職人もやはり寒いですが、上着は脱いで作業しています。作業を始めると結局暑くなってしまうのです。

さて今回は、劣化したサイディング外壁の例と、風化した木部の修繕方法について、

実際のケースをもとに分かりやすくご紹介します。

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今回のテーマとは関係ありません

吸い込む壁(サイディング外壁の劣化)

こちらは、塗膜が劣化し、空いた穴からサイディングの地肌が見えてしまっている状態です。

高圧洗浄前から壁の「反り」は確認でき、ひどい箇所では約1cmの段差ができていました。さらに高圧洗浄を行うと…

・表面が毛羽立つ
・ザラザラになる
・サンドペーパーでこすると地肌が露出

という状態に。サイディングの素地はセメント質のため、水を非常に吸い込みやすい性質があります。

この「吸い込み」を止めない限り、どんなに良い塗料を塗ってもキレイに仕上がりませんし、長持ちしません。

今回行った下地処理

通常は1回で済ませる下地処理ですが、今回は2段階で施工しました。

・弱溶剤シーラーを浸透させ、吸い込みを止めて素地を固める
・微弾性フィラーで表面を強靭かつ平滑に整える

微弾性フィラーで、表面の吸い込みと美観を整えます。

つまり、通常の倍の回数を下地処理に費やしています。

仕上がれば見えなくなる部分ですが、このひと手間が耐久性を大きく左右します。

剥がれる木(風化した木部)

木の樹脂が劣化して地肌から、塗料ごと剥がれます。

木部の塗装が早期に剥がれる原因は、木の風化にあります。

木が風化すると:
・木の樹脂が抜ける
・表面の繊維がバラける
・塗料が密着する場所がなくなる

木もサイディングと同じく、「樹脂で繊維をつなぐ」ことで強度を保っています。

しかし紫外線によって樹脂が分解されると、表面から劣化が進行。その状態で塗装しても、数年で剥がれてしまう可能性が高いのです。

当社の対処方法

劣化が進んだ木部には、ガルバリウム鋼板を貼る施工を行っています。

メリットは:
・風化した木肌と完全に縁が切れる
・見た目がきれいに仕上がる
・サビ対策さえすれば長期維持が可能
・メンテナンスが楽になる

塗り替えだけが正解ではありません。素材に応じた「最適な方法」を選ぶことが重要です。

まとめ

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今回のテーマとは関係ありません

ー交換すれば「新品」になるから安心ー

そう思われがちですが、住宅は基本的に修繕しやすい構造になっています。一見ひどく見える状態でも、

・直せるケースは意外と多い
・適切な処理をすれば十分延命できる

ということが少なくありません。

私たちは、大ごとにせず、できる限り活かす方法をご提案できるよう、知識と準備を整えています。

「もうダメかも」と思う前に、“直す”という選択肢もぜひ考えてみませんか?

横須賀で外壁・木部のお悩みがありましたら、いつでもご相談ください。

投稿者プロフィール

山本秀登