本格的!錆び止め「スプレー」
いつもの買い出し中にふと「錆止めスプレー」が目に付きました。今まで使ったことは無いんですが、長いこと商品化されてるのだから、それなりに効果はあるんですよね。
ですがなんと、どう見てもプロユースにも耐えられそうな「錆止めスプレー」を見つけました。そこで今回はこの「2液形変性エポキシ樹脂塗料スプレー」をご紹介します。
一般的な錆び止めスプレー
一般に多く売られている錆止めスプレーですが、主成分は「アルキド樹脂」。合成塗料もしくはプライマーとしての用途に使われてるものです。昨今環境問題化して使えなくなった「鉛」のようにサビ(酸化)を中和するものではなく、その密着力で「表面への酸素の供給を止めている(?)」のだと思われます。
2液形とは
2液型塗料は単に塗膜が乾いて固まるのと違い「主材と硬化材」を混ぜてから塗布します。これが化学反応で「硬化」することでより、より強靱な塗膜ができあがります。
製品紹介
弊社でふだん使っている錆止めも「2液形エポキシ樹脂防錆」。橋・高速道路などのメンテにも使われる先端技術を建築用として開発し直したものです。この2液形の防錆塗膜が「スプレーで出来る」というので驚きます。
以下塗装仕様書より抜粋-
変性エポスプレーNEXTは、長期防錆・密着性に優れた2液型変性エポキシ樹脂塗料を、作業性に優れたエアゾールスプレータイプに開発した製品です。塗りむらが出づらく、誰でも簡単に均一な塗膜が得られます。一般的に2液型は、混合すると1日で使えなくなるのですが、「なるべく24時間。もしくは3日以内で」と結構な「可使時間」を持っています。-(なるべく-は、反応がすすむとスプレーの粒度、粘度が大きくなって使い辛いからだと思われます)
使い方のヒント
局所的なサビを抑えるのにとても便利に使えそうなスプレーですが、スプレー塗料は使い方にコツが要るので、上手に使って下さい。
・塗料が出過ぎる事があるので試し吹きは必須です。ボタンと本体の間に5円玉などを挟むと、少なく出せます。
・細く出せないときは他のノズル等で代用するか、まわりを大きめにマスキングしましょう。あと、エポキシ塗料は一般的に紫外線に弱いので、塗布した上に、別の塗料を塗っておくと長持ちします。
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