アスファルトシングルを塗装する。

久しぶりにアスファルトシングル屋根を塗装することになりました。以前は新築の一部やログハウス等で採用されてるのみと記憶してますが、最近では新築住宅もしくはリフォーム用としても重宝される屋根材になりました。そこで今回は以前調べた事柄も含め、塗装店の立場でシングル屋根材についてフカボリしたいと思います。

アスファルトシングルとは

アスファルトシングルは、アメリカでは100年以上前に作られ、住宅ではいまだに主流の屋根材です。フェルト生地にアスファルトを染みこませ、石粒を貼り付けて色合いを出しています。柔らかい素材なので、万が一の落下でも危険が少ない材料です。切ったり曲げたりと、複雑な形状の屋根にも万能に対応できます。

アスファルトシングル屋根
アスファルトシングル屋根

シングル屋根が重宝される理由

一般的に屋根は年月を経ると、下から見ても判らない程度の「ゆがみ」が出ます。コロニアル等の平板の屋根材で葺き替えようとすると、その下地のゆがみから調整する必要がありました。既存の屋根材を剥がさずに被せる工法もありますが、シングル材は曲面に柔軟に貼り付けられます。下地の歪みを調整する必要が無いのでコスト面でも有利です。この「カバー工法」には今の所、シングル材が最適解なのかなと思います。

曲面にも柔軟に貼り付けられるアスファルトシングル屋根
曲面にも柔軟に貼り付けられるアスファルトシングル屋根

シングル屋根のメンテナンス

シングル材のメンテナンスのきっかけは経年劣化。屋根材に張り付いた「石粒」が落ちてきたり屋根材のめくれ、千切れが散見されたときです。早期の屋根材のはがれは専用の接着剤でキレイに直すことも出来ますが、表面の石粒の剥がれを防止したい場合は塗装が有効です。

経年劣化で剥がれ千切れたアスファルトシングル屋根
経年劣化で剥がれ千切れたアスファルトシングル屋根

シングル材の塗装

シングル屋根材は溶剤系の塗料では溶けてしまう構造なので、つや消しの水性塗料しか塗れません。ですが元々艶消しの風合いなので問題はありません。合わせ目に塗料が入り込むと水はけが悪くなる事もあるので、それだけは気をつけます。

まとめ

シングル材は見た目で頼りなくも見えますが、大まかに寿命は20年から30年。コロニアル屋根が35年なので同レベルの耐候性を持つ、しっかりした屋根材です。またシングル材は一般的に、施工後1年ほどは石粒がよく落ちるそうですが、それは施工時の剥がれを考慮して多めの粒が付いてるから「正常」との事でした。塗装に関しては10年から15年で塗り頃ですので、是非弊社「横須賀の山本塗装」にご用命下さい。