塗料の硬化剤って何?「通常」と「弾性」を使い分ける理由とは。

住宅塗装で使用される塗料には、「主剤」と「硬化剤」の2種類を混ぜて使用するものがあります。
この「2液型」と呼ばれる塗料は、主剤と硬化剤を混ぜることで化学的に硬化させ、強固な塗膜を形成する塗料です。
耐久性や密着性に優れているため、現在の住宅塗装では広く採用されていますが、実は硬化剤にも種類があり、用途によって使い分けられています。
今回は、住宅塗装における「通常硬化剤」と「弾性硬化剤」の違いについて、
創業から55年を迎える外壁塗装の「横須賀の山本塗装」が分かりやすく解説します。
2液型塗料が住宅塗装で多く使われる理由

2液型塗料は、ただ塗膜が強固になるだけではありません。
主剤と硬化剤を混ぜることで化学反応を起こし、気温にもよりますが約2時間前後で確実に硬化していくため、塗膜管理が非常に安定しているという特徴があります。
住宅塗装では、この「確実に硬化する」という点がとても重要です。
例えば、シリコン塗料などの仕上げ塗装を行う際、下地に使用した錆止め塗料などが十分に乾燥していないと、「ちぢみ」や塗膜の乱れといった不具合が発生することがあります。
しかし2液型塗料は、化学反応によって安定して硬化が進むため、下地塗料の乾燥不良によるトラブルを起こしにくく、仕上がりの品質を安定させやすいのです。
そのため現在の住宅塗装では、外壁や屋根だけでなく、雨戸・シャッタなどほぼ全ての部位で2液型塗料が使用されています。
そして、塗装する部位の素材や状態に合わせて、「硬い塗膜にするか」「柔軟性を持たせるか」を判断し、それに適した硬化剤を選定しています。
通常硬化剤の特徴

通常硬化剤は、硬く強い塗膜を形成するタイプです。向いている箇所は「鉄」などの金属製品です。
ただしコーキングが多く施工されている部材では、伸縮への追従性が必要になるため、後述する「弾性硬化剤」を使用する場合があります。
弾性硬化剤の特徴
弾性硬化剤は、塗膜に柔軟性を持たせるための硬化剤です。
現代の住宅の素材はモルタルや窯業サイディングが主流ですが、これらは気温の変化などによって日々わずかに伸縮しています。
通常の硬化剤では、その動きに塗膜が追従できずヒビ割れが発生することがあるため、弾性硬化剤を採用するのです。
弾性硬化剤を使用すると、塗膜がしなやかになり、外壁の動きに追従しやすくなります。
素地の微細なヒビ(ヘヤークラック)にも追従するので、ヒビが表面に現れにくくなるのも特徴です。

硬化剤選びで塗装の寿命は変わります。
硬化剤の選定などは業者があたりまえに判断するものなので、本来なら施主さまが気にする必要はありません。
ただ、住宅塗装では塗料の種類に注目しがちですが、硬化剤の選定は非常に重要で「けっして間違えてはいけないものです」。
建物の状態に合わない材料を使用すると、・ひび割れ・塗膜剥離・艶引け など、施工後の不具合につながることもあります。
塗料性能をしっかり発揮させるためには、下地や外壁材に合わせた適切な材料選定が欠かせません。

「横須賀の山本塗装」では、横須賀地域の気候や住宅環境を踏まえ、建物に合った最適な材料選定を行っています。
外壁塗装をご検討中の方は、お気軽にご相談ください。
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