ウッドデッキの保護塗装を行いました

今回は、横浜市内のお宅で行ったウッドデッキの保護塗装工事をご紹介します。
屋外に設置されているウッドデッキは、雨や紫外線の影響を強く受けるため、定期的なメンテナンスが欠かせません。
施工前のウッドデッキの状態について
今回のウッドデッキには、ウッドデッキ用の比較的硬い木材が使用されていました。
新築時に木材保護塗料「キシラデコール」が塗装されていたそうですが、その後20年以上メンテナンスをしていなかったとのことです。
全体的に色あせが進み、表面はザラつき、節の部分には欠けも見られました。また、長年植木鉢を置いていた箇所の床材には軽度の腐食が確認できました。

腐食部分の判断と今回の施工方針
柱など一部に腐食はありましたが、現時点では構造的な問題はなく、腐食も軽微な状態でした。
そのため今回は部材交換などの大掛かりな工事は行わず、塗装による保護と延命を目的とした施工としました。
今回使用した塗料|オスモ ウッドステインプロテクター
お客さまのご希望は「つや消し仕上げ」で、風化した木材をできるだけきれいに見せたいというものでした。そこで採用したのが
オスモ ウッドステインプロテクターです。
この塗料は、
・自然なつや消し仕上げ
・木目を活かしながらも高い隠ぺい力
・屋外木部に適した高い耐候性
といった特徴があり、風化が進んだウッドデッキに最適な塗料です。
ウッドデッキ塗装の下地調整作業
丈夫な木材ではあるものの、長年屋外にさらされていたため表面はかなりザラついていました。
仕上がり後に素足で歩いても気持ちいい状態にするため、#120のサンドペーパーを使用して表面を整えます。
作業中は実際に素手で触りながら、引っ掛かりがないかを確認し、丁寧に研磨を行いました。
この下地調整が、仕上がりの美しさと安全性、ひいては耐久性をも大きく左右します。

ウッドステインプロテクター1回目塗装
オスモウッドステインプロテクターは2回塗り以上が標準仕様です。1回目は木材に塗料をしっかり浸透させることが目的のため、たっぷりとすり込むように塗装します。
通常は4〜6時間で乾燥しますが、塗料の吸い込みが少ない部分は乾燥が遅れます。
今回は12月中旬の施工で最低気温が約10℃だったため、完全乾燥まで二晩しっかり時間を取りました。

ウッドステインプロテクター2回目塗装
2回目の塗装は仕上げ工程です。車のワックスがけや家具のオイルフィニッシュを塗るような感覚で、薄く均一に塗り広げていきます。
一般的な塗料のように厚く塗ってしまうと乾燥不良の原因になるため、塗りすぎないことが重要です。

ウッドデッキ塗装をご検討中の方へ
ウッドデッキの塗り替えサインは、色が白っぽく褪せたり、灰色に変色したり、塗膜が剥がれたり、触ると手に塗料が付くといった見た目の変化や、水が染み込みやすくなったと感じる時です。
これらは塗料の劣化(防水性・耐久性の低下)を示すサインで、3〜5年が塗り替えの目安とされており、カビやコケが生え始めたら早めのメンテナンスが必要です。

早めに塗装メンテナンスを行うことで、将来的な大規模修繕や交換工事を先延ばしにすることも可能です。
ウッドデッキ塗装・木部塗装をご検討中の方は、横須賀の山本塗装までお気軽にご相談ください。
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