現場で温かいコーヒーを。(令和7年改訂)

弊社では昼休み以外にも、10時と15時にそれぞれ20分ほどの休憩を取っています。その際の飲み物は会社で用意しているのですが、この時期になると皆の共通の願いは――
「現場で温かい飲み物を、すぐ飲みたい!」ということ。
実は、私たちもずっと「そんなことができたらな」と思っていました。最近ようやく、ちょうど良い方法にたどり着いたので、その経緯も含めてご紹介します。
都度「買ってくる」

一番手軽なのは、近くの自販機やコンビニで買う方法です。買いに行く手間はありますが、飲む人にとってはすぐに温かい飲み物が手に入るので悪くありません。ただし――
価格が問題です。ホームセンターでは缶コーヒーが1本33円~ですが、自販機やコンビニだとその約4倍。毎日飲むものだからこそ、「もう少し工夫できないか」と思うのが商売人の性。
この思いが、今回の工夫の出発点になりました。ちなみに、ホームセンターで扱っているのはU社の缶コーヒー。安くてもきちんと美味しいコーヒーです。
作ったコーヒーをポットに

自分でコーヒーを淹れてポットで持ち運ぶ方法も試しました。費用的にはこれが一番安上がりです。しかし、時間が経つと酸味が増して美味しくなくなってしまうのが難点でした。
また、弊社の職人は3人。毎日6杯分のコーヒーを用意して、ポットや電源、砂糖、ミルクなどを現場まで持ち運ぶとなると、清潔に保つのもなかなか大変でした。
たまにはお茶も飲みたい

年齢や気分によっては、「今日はお茶がいいな」という日もあります。ですがお茶を別に用意するとなると、会社の設備では作れる湯量が足りません。
となると、やはり「缶飲料」が便利。このあたりから、「缶をどうやって温めるか?」という方向で考えるようになりました。
ポットのお湯で缶を“湯せん”する

最終的にたどり着いたのが――お湯を沸かして、その中に缶を“湯せん”する方法。缶を温めるには保温性と、ある程度の容量を持つ容器が必要です。
そこで選んだのが「電気ポット」。「缶を直接入れて温められないか?」とも考えましたが、缶を沸騰させると破裂する危険があるのでやめました。
コンビニのホットドリンクでも、65〜70℃ほどなので、温度は十分でしょう。
重要な注意(レジオネラ菌)

電気ポットを保温バッグに入れて車内で保管しておけば、15時の休憩まで、しっかり温かいコーヒーが楽しめます。
ただし、真似される方には、絶対に守って頂きたい注意点があります。それは――
「保温に使うお湯は、必ず毎日交換すること。」
お湯を使い回すと、レジオネラ菌が発生するおそれがあります。この菌は温泉施設などでも問題になるもので、抵抗力の弱い方が誤って摂取すると、最悪の場合、死亡することもあります。
毎日お湯を交換して清潔に保っていれば、まったく問題ありません。どうか安全第一でお願いします。
まとめ

試行錯誤の末にたどり着いた「現場で温かいコーヒー」。ちょっとした工夫で、仕事の合間の一杯がぐっと豊かになります。同じように悩んでいる方がいらっしゃったら是非、参考にしてみてください。
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