外壁塗装が中止!?「5℃の壁」

外壁塗装が中止。5℃の壁

新年を迎えて少し日が延びましたが、真冬模様はもうしばらく続きます。例年、寒さの厳しくなるこの時期に「塗装が出来なくなる日」というがあるのです。

塗装に必要な「気温」

横須賀市大矢部屋根外壁塗装
塗装には5℃以上の気温が必要

日本建築学会発行「建築工事標準仕様書・同解説JASS18塗装工事」では-塗装場所の気温が5℃未満、(相対)湿度が85%以上(中略)な場合は、原則として塗装作業に着手しない。-とあります。

塗装が出来ない「理由」

塗装が出来ないのは「仕上がりが悪くなる」ためです。塗料が硬化するには「5℃」の気温が必要ですが、それを下回ると硬化が遅れてしまいます。

「屋外」で硬化が遅れればホコリも付きますし、硬化にムラが生じてしまうので「仕上がりが悪くなる」のです。寒くなるのが判れば、その日は工事中止にせざるを得ません。

工事中断を避ける

塗装工事といっても塗らない作業はたくさん

神奈川県は関東の中でも南に位置してるので、日中の気温が5℃以下になるというのはせいぜい1日。朝方がそんな気温でも日中には気温も上がってくるので「塗装作業が出来ない」程には「ほぼ」至りません。

また、たとえ5℃未満で塗れない日があったとしても、それ以外の作業が出来るのであれば「工事中止」にはなりません。例えば高圧洗浄、下地調整、建具などに施すマスキング作業です。要は塗らなければ良いのです。

まとめ

塗装業社にも知識の蓄積があります

今回のテーマのような「知識の積み重ね」は、けっきょく工事全体の仕上がりに大きく係わります。

塗装工事業はそれこそ「誰でもスグに名乗れる」業種なので、今回のような質問をぶつけてみるのも、良い業者を見分けるためには効果的です。