シャッター雨戸のサビ対策は「錆止め」だけでは不十分?構造に適した「錆転換剤」という選択肢

こんにちは。「横須賀の山本塗装」です。
住宅のシャッター雨戸は、紫外線や雨風にさらされるため、年月とともにサビが発生しやすい部材です。
特に横須賀のような海に近い地域では、潮風の影響もあり、サビの進行には注意が必要です。
サビが出てくると、「ケレンをして錆止めを塗れば大丈夫」と思われる方も多いでしょう。
しかし、シャッター雨戸は一般的な鉄骨や手すりとは構造が大きく異なります。
そのため、通常の鉄部と同じ考え方で塗装すると、開閉に支障が出ることがあります。
今回は、シャッター雨戸の構造を踏まえ、「錆転換剤」を活用したサビ対策についてご紹介します。
シャッター雨戸は一般的な鉄部とは構造が違います

手すりや鉄骨などの鉄部は、一度塗装すれば基本的に動くことはありません。
そのため、防錆性能を高めるために、錆止め塗料で十分な塗膜厚を確保することが重要になります。
一方、シャッター雨戸は構造がまったく違います。
細長いスラット(羽根)が何枚も連結され、それぞれが動きながら開閉します。
シャッターを開けるとスラット同士が重なり合い、上部のシャッターBOXの中で丸く巻き取られて収納されます。
つまり、シャッターは「動きながら収納される可動部材」なのです。
厚い錆止め塗膜が不具合の原因になることも
一般的な錆止め塗料は、塗膜によって酸素や水分を遮断し、鉄をサビから守ります。
そのため、十分な塗膜厚を確保することが重要です。
しかし、シャッター雨戸では、この「厚い塗膜」が問題になる場合があります。

特に注意したいのが、スラット同士をつないでいる「連結部分や可動部」です。
ここに錆止め塗料が入り込むと、その部分にも塗膜の厚みが生じます。
すると、スラット同士がスムーズに動かなくなったり、シャッターBOXへ巻き取る際にきれいに丸くまとまりにくくなったりすることがあります。
さらに、開閉を繰り返すことで塗膜同士が擦れ、塗膜の割れや剥がれにつながることもあります。
シャッター雨戸では、単純に「塗膜を厚くすれば長持ちする」とは言えません。
基本は「ケレン」でサビを落とす

では、錆止めを使わなければどうするのでしょうか。
まず大切なのは、「ケレンによってサビをできる限り除去すること」です。
浮いているサビや劣化した旧塗膜を、サンドペーパーなどを使って丁寧に落とします。
これはシャッター雨戸でも基本となる作業です。ただし、シャッターには折り曲げられた部分や細かな連結部が数多くあります。
なので、どれだけ丁寧にケレンをしても、細かな部分に入り込んだサビまで完全に取り除くのは難しい場合があります。
そこで役立つのが「錆転換剤」です。
取り切れないサビには「錆転換剤」

錆転換剤は、ケレンだけでは取り切れずに残った赤サビに作用し、安定した黒サビへ転換する材料です。
厚い塗膜でサビを覆うのではなく、「残ったサビそのものを化学的に安定させる」というのが大きな特徴です。
そのため、厚い錆止め塗膜を作りにくいシャッター雨戸では、有効な選択肢となります。
ただし、錆転換剤は「サビの上からそのまま塗ればよい」というものではありません。
あくまでケレンが基本。
できる限りサビを除去したうえで、それでも残ってしまうサビに錆転換剤を併用する、という使い方が重要です。
まとめ

シャッター雨戸は、開閉と巻き取りを繰り返す特殊な鉄部です。そのため、一般的な鉄部とは違い、
「サビをできる限り除去し、必要に応じて錆転換剤を使いながら、シャッターの動きを妨げない塗装を行うこと」
が重要です。横須賀のような塩害地域では、サビが広がる前の早めのメンテナンスがおすすめです。
「シャッターのサビが気になる」「塗装してもすぐサビが出てくる」という方は、
ぜひ「横須賀の山本塗装」までお気軽にご相談ください。シャッターの状態を確認し、適切な施工方法をご提案します。






