水性塗料と溶剤塗料、どちらが長持ち?|山本塗装が弱溶剤2液塗料を選ぶ理由

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こんにちは。横須賀の山本塗装です。

外壁塗装の見積書を見ると、

「水性シリコン」「弱溶剤シリコン」「ラジカル制御」など、いろいろな塗料名が出てきます。例えば、

「ラジカル制御だから長持ちします」と説明されると、なんとなく最新の塗料のほうが良いように思うかもしれません。

では、水性塗料と溶剤塗料では、実際にはどちらが良いのでしょうか?

山本塗装では、外壁塗装に使用する塗料として、基本的に弱溶剤2液型の塗料を選んでいます。

今回は、その理由をできるだけ分かりやすく説明します。

水性塗料が悪いわけではありません

最初にお伝えしておきたいのは、「水性塗料=悪い塗料」ではないということです。

現在の水性シリコン塗料は性能がかなり向上しています。

臭いが少なく、環境への負担も比較的小さく、扱いやすいというメリットがあります。

例えば「プレミアムシリコン」のような水性1液シリコン塗料は、水性塗料の中では非常に高性能な部類に入ります。

ただし、「水性塗料の中で高性能」=「溶剤系塗料より高性能」という意味ではありません。

ここは分けて考える必要があります。

山本塗装が選ぶ「弱溶剤2液」とは?

2液型塗料 ロックペイント「ユメロック」より

弱溶剤2液型の塗料は、塗料の主剤と硬化剤を混ぜて使用します。

簡単に言えば、塗った後に化学反応を起こして、しっかりとした塗膜を作るタイプです。

そのため、

・塗膜がしっかり硬化する
・塗膜が緻密になりやすい
・長期間安定した塗膜を作りやすい

といったメリットがあります。一方、水性1液型は先ほど述べたように、

・臭いが少ない
・環境負荷が比較的小さい
・扱いやすい

などのメリットがあります。どちらにも長所がありますが、

塗膜そのものの強さや長期的な安定性を重視するなら、山本塗装では弱溶剤2液を選んでいます。

「ラジカル制御」だから長持ち?

例えば、最近よく聞く「ラジカル制御」という言葉があります。

これは、紫外線などによって塗膜が劣化するのを抑えるための技術です。

ただし、紫外線による塗膜の劣化を抑える工夫は、最近になって突然生まれたものではありません。

従来から、高耐候性の塗料では顔料や樹脂、添加剤などを工夫し、塗膜の劣化を抑えてきました。

現在のラジカル制御型塗料は、そうした劣化抑制の技術を、ラジカルという観点から捉えたものでもあります。

つまり、

「ラジカル制御」と書いてあるから、その塗料だけが最新で特別に長持ちする、というわけではありません。

私たちが気にしているのは「次の塗り替え」です

外壁塗装は、一度塗れば建物の一生にわたって何もしなくてよい、というものではありません。

住宅を長く使い続けるのであれば、

10~15年程度を目安に、1回目、2回目、3回目と、何度も塗り替えを行うことになります。

そこで山本塗装が大切にしているのは、

「今回の塗料が何年持つか」だけでなく、
「次回の塗り替え時に、今の塗膜がどのような状態になっているか」という視点です。

塗膜は、年月の経過とともに紫外線や雨などの影響を受け、少しずつ劣化していきます。

お客さまのご都合によっては、塗料が想定していた耐用年数を超えてから、次の塗り替えを行うこともあるでしょう。

その際、塗膜の劣化が進み、粉を吹いたり、下地との密着性が低下したりしていると、

次回の塗装工事で、余分な下地処理が必要になることもあります。

だからこそ弊社では、今回の塗装だけでなく、
20年、30年先の塗り替えまで見据えて塗料を選ぶことが大切だと考えています。

塗料は「次の塗り替え」まで考えて選ぶ

塗料は、名前や耐用年数だけで良し悪しを判断できるものではありません。

建物の状態や塗装する場所、既存塗膜との相性、施工する季節、そして将来の塗り替えまで考える必要があります。

山本塗装では、こうした条件を総合的に判断し、外壁塗装では弱溶剤2液型の塗料を基本仕様としています。

もちろん、水性塗料が適している建物には、その特性を踏まえた仕様をご提案します。

私たちが大切にしているのは、今回の塗装が何年持つかだけではありません。

年月が経過したあとも、次回の塗り替えで余計な下地処理が必要にならないよう、

塗膜の性質や将来のメンテナンスまで見据えて塗料を選ぶことです。

10年後、15年後、その先の塗り替えまで考える。 それが山本塗装の塗料選びの基本です。

投稿者プロフィール

山本秀登