サイディング外壁に微弾性フィラーは必要?下塗り材の選び方

外壁塗装のプランを考えるとき、販売店に相談することも多いのですが「サイディング外壁には微弾性フィラーは基本的に必要ない」という意見を耳にしました。
では、本当に不要なのか?その理由と使うべきケースを整理してみましょう。
微弾性フィラーとは?

微弾性フィラーは、主にモルタルやコンクリートの外壁に使われてきた下塗り材です。サイディング用の製品もあります。次のような特徴があり、外壁の状態によって採用してきました。
・微弾性(わずかな伸縮性)があるので、寒暖によって伸縮する外壁材の「ヒビ」をカバーする事が出来る
・塗膜に多少の厚みがあるので、下地をなめらかにして仕上がりの質感を整え、外壁の美観を向上させられる
・雨水や内部からの水蒸気の流通を防ぐことで、外壁の寿命を延ばすことが可能
要約すると【劣化した外壁を整えて、美観の向上と外壁の寿命を延ばす】ことが微弾性フィラーを採用する目的です。
販売店が「基本的に必要ない」と言う理由

販売店の見解では
通常は「薄付きの下塗り材(シーラーやプライマー) を使えば十分」としています。理由としては以下の2点です。
以下は販売店のコメントー
・塗料との密着性は「シーラーやプライマー」で確保できる
・「シーラーやプライマー」で水分や水蒸気の流入は防げる

ただし、シーラーはサラサラした接着機能のみの下塗り材なので、劣化による細かなヒビ割れや表面の凹凸は隠すことは出来ません。ー
つまり、美観のアップを考える必要のない【良好な状態】なら、シーラーで塗装してOKということでしょうか。
まとめ:大切なのは「下地の診断」

サイディング外壁の塗装では、微弾性フィラーは必須ではありません。シーラーやプライマーで十分です。
ただし、経年などで劣化が進んだ外壁では、フィラーが【美観の回復と外壁の寿命を延ばすのに】大いに役立ちます。
大事なのは、
・外壁の状態を正しく診断し、適切な下塗り材を選ぶこと。
・信頼できる業者に見てもらい、自宅に合った塗装方法を選ぶこと。
これが、外壁を長持ちさせる一番の秘訣です
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