屋根の「悪徳業者」を追い払う(R7年改訂)

雨の多い季節になりました。こういう時期に現れるのが「近所で工事している者ですけどぉ。」「近くの屋根から見えたんですけどもぉ。」「瓦がズレてるみたいですよぉ?」「割れてるみたいですよぉ?」「いまちょうど道具持ってきてるんで点検しますよ?」
このようなセリフで突然やってくる、人の良さそうなスーツあるいは作業着の業者さん。彼らを屋根に上げてはいけません。
自分たちで屋根を割っておいて「割れてましたよー」自分たちでクギを抜いておいて「外れてましたよー」などと言って、実際には必要のない工事を契約させる「詐欺まがいの悪徳業者」なのです。

即座にお断りしたいところですが、向こうは軽妙なトークのプロ。手持ちの知識で真正面から応戦してはいけません。うかつに相手のステージに乗れば、まさに「飛んで火に入る夏の虫」です。
そこで今回は、創業54年を迎える塗装のプロの立場から、こんな人たちに「かんたんに」お引き取りいただける「決めゼリフ」をご紹介したいと思います。お役立て下さいませ。
息子(娘)に任せている

営業トークにはひたすら「なるほどぉ」「そうなんだぁ」と聞き役に徹しましょう。
そして長話に耐え抜いたところで「いまは息子(娘)に任せてるからね」といった感じで使って下さい。この断り方を使えるのは、お子様が結婚されているような年齢の方。
このセリフは「もう、わたしは自分だけの判断じゃハンコを付けない立場なんだよ」というアピールです。即断はしないという意思を強烈に訴えることが出来ます。
いかがわしい業者にとっては、家族で相談されるという事も営業的に厳しいと判断されます。
信頼している業者がいる

「信頼して任せている業者がいる」「親戚に屋根屋さんがいる」これはどなたでも使える台詞ですね。
これで「もし」その業者が工事を請け負ったりしたら、イチイチ地元の業者が仕事をチェックしに来ることが容易に想像できます。
まともな仕事をする気の無い業者には何よりの脅しになるので、営業さんにはスムーズに引き上げて頂くことが可能です。
まとめ
素人には素人なりの方法で応戦し、悪徳営業さんにはお引き取り願いましょう。
それでも「もし本当だったら?」を心配される方もいらっしゃると思います。そんなときは弊社山本塗装が点検いたします(弊社の営業地域の方に限ります)。
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