冬の庭木剪定ーその脚立、大丈夫ですか?

冬もそろそろ終盤。庭先で脚立にのぼり、庭木を剪定されている方をよく見かける様になりました。
「ちょっと枝を切るだけだから」
「毎年やっているから大丈夫」
そんな声が返ってきそうです。
けれど、私たちはその光景を見るたびに、少し胸がざわつきます。
あのとき、もっと強く言えていたら
今から10年以上前のこと。近所で脚立作業をしている方がいました。
ヘルメットは被っていませんでした。
同じ町内のご近所ということもありましたが、
なにか嫌な予感がしたので、ご挨拶ついでに声をかけました。
「ご苦労さまです。ヘルメット、貸しますよ?」
けれど返ってきたのは、やんわりとしたお断りの言葉。
「大丈夫だよ、すぐ終わるから。」

あまり強くは言えなかったので、その場はそれで引き下がってしまいました。
その日の午後、たまたまその家の前を通ると、
救急車が停まっていました。脚立から落ちたとのことでした。
命に別状はなかったそうですがマヒが残り、車椅子生活になってしまったと聞きました。
「もっと強く言えていたら」と、悔しい思いをしたのを今でも覚えています。
脚立は、思っているより高い

一般的な6尺(約1.8m)の脚立。天板や1段目の高さは、人の身長とほぼ同じです。
その高さは、踏み外すと頭から地面と激突する「ちょうどいい」高さ。
想像してみてください。
脚立は身近な道具です。だからこそ、危険が見えにくいのです。
守れる命のために
私たちは、戸建て住宅の塗装工事を年間20件以上手がけています。
高所作業は日常です。
だからこそ、はっきり言えます。安全対策は「やりすぎ」くらいでちょうどいいのです。
最低限、守ってほしいことがあります。
■ 作業は必ず2人以上で
1人では、もしもの時に助けを呼べません。

■ ヘルメットを着用する
頭を守れるのはヘルメットだけです。ぴったりと調整し、あご紐をしっかり締めてください。

■ 三脚タイプの脚立がより安全
庭は平らではありません。三脚のほうが安定しやすく、安全性が高いです。

■ 庭木の高さに合った脚立を使う
上を向いての作業は、身体が反る体勢になります。バランスを崩しやすく危険です。

まとめ
無理かもしれない」と思ったら、それは体が出している正しいサインです。
脚立作業は、落下防止対策が取りにくいです。
少しの油断が、大きな後悔につながります。
もし不安を感じたら作業は中断。
迷わずプロに任せてください。
庭木はまた伸びます。
「ケガだけは」してはいけません。
どうか今日の剪定が、安全な一日でありますように。
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