ドローンで外壁塗装の点検:メリットとデメリットを徹底解説

山本塗装では、塗り替えをご希望のお宅へ日々現場調査に伺っています。
屋根の上などの高所は、これまでカメラなどを駆使して現状把握に努めてきましたが、どうしても間近で確認できない箇所があり、不便さを感じていました。
現場調査とはいえ、まずは「安全第一」。危険な場所には無理に登れないため、どうしても確認が難しい部位が出てきます。そこで注目したのが 「ドローン」 です。
調べていくうちに多くの利点・課題が見えてきましたので、今回はそのお話をさせてください。
◯ドローン導入のメリット

・詳細に確認できる
高くて見えづらい箇所でも、ドローンなら外壁のすぐ近くまでカメラを寄せて確認できます。
これにより外壁の劣化や汚れの状態をしっかり把握できるほか、撮影した映像をお客様にも見ていただけるため、見積もり内容の「必要性」や「信頼性」を視覚的にお伝えできます。
・安全に点検できる
カビなどで滑りやすく、手すりも足場もない屋根に登る必要がなくなります。高所作業による転落の危険を防ぎ、お客様にも安心していただける安全な現場調査が可能になります。
◯ドローン導入のデメリット

・操作リスク・安全面の懸念
ドローンはある程度の大きさと重さがあるため、突風や操作ミスによって人や建物にぶつかるリスクがあります。また、機体の破損や墜落などのトラブルも考えられます。
・法規制・操作上の不便さ

ドローンのカメラは真上を向けにくいため、軒天井などは撮影が難しい場合があります。さらに、航空法による機体登録や国家資格の取得、飛行許可申請など、運用には手間がかかります。
申請不要な軽量ドローンは機能面が制限され(障害物センサーなしなど)、バッテリーの持ち時間も10〜20分程度と短いのが現状です。理想を言えば、1時間は飛ばしたいところです。
◯まとめ

ドローン点検は、 詳細な確認ができる。安全性が高まる。お客様への説明に説得力が増す。
といった大きなメリットがある一方で、衝突リスク。法的な制約。撮影角度や時間の制限。といった課題も存在します。
現時点では、自撮り棒と高性能カメラを組み合わせた点検方法で、ドローンに近いレベルの調査を行うことができています。
安全で確実な現場調査をお求めの際は、ぜひ 横須賀の山本塗装 にお任せください!
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