良い塗装は「安く出来る」
春も本番。朝方の寒さもだいぶ和らいできました。唐突ですが「よい塗装がお安くご提供出来る」方法に気が付きました。
これはお客様がご自宅の全体塗り替えを決断するまでの思考の中にある「一貫性」から見つけたものです。今回はこれを書き留めておきたいと思います。
全体塗り替えを決断する「思考」
塗装リフォームでは、まずお客様からご連絡をいただきまして、電話でお打ち合わせ日を決めます。当日は家屋の現状確認と計測、そしてお客様が気になっている箇所等のヒアリングが行われます。
お客様「〇〇(家の部分名)がさぁ。アチコチ痛んじゃって(剥がれ汚れ)近所にもみっともないからさ、そこだけ塗って欲しいんだ」
弊社「かしこまりました。その作業を安全に行うためには家全体を仮設足場で囲う必要があります。約15~20万円掛かります。法律的にも省くことが出来ないので申し訳ございませんご了承下さい。」
お客様「足場が約15~20万円も掛かっちゃうんじゃ、〇〇だけ塗るのはもったいないね。この際だから全部お願いするよ。」
と、ここまでの会話があったのかどうかはともかく(笑)このような流れで全体の塗装を決断される方は多いのではないでしょうか。
「良い塗装」は安く出来る。
外壁に最高品質の塗料を塗ったばかりに「木部は剥がれているのに外壁はピカピカ。これじゃ足場掛けるのはもったいないね。」そんな理由で、家全体としては傷んでる印象なのに塗装には踏み切れない。
といったケースはよくあると思います。家屋には、雨戸や戸袋や庇などの鉄製品に木製品の破風板・軒裏・木枠など、その立地条件や使用された部材の材質によって、傷みやすい箇所というものが必ず存在します。
「痛んだ何処かしかを塗るために足場を掛け、そのついでに全体塗装する」ということを逆に考えれば、外壁に塗る塗料は「何処かしか」が傷む程度の年数が維持できる「中グレードで良い」ということになります。
まとめ
塗装工事費を安く抑える方法として、仮設足場を建てる回数を減らす(全体塗装を定期的に行う)のは常套手段ですが、それに加えてさらに、例えばフッ素ではなくシリコン。「外壁塗料のグレードを落とす」という事をしてみてはいかがでしょうか。(価格差の少ない製品も有るので注意です)
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