外壁塗装の足場とメッシュシート|台風シーズンの安全管理ポイント

こんにちは、横須賀市の山本塗装です。
9月に入り、朝晩は少しずつ涼しくなってきましたね。季節は初秋に移り変わりつつありますが、この時期は台風などによる風雨が厄介です。
工事のタイミングによっては、完了までに1週間ほど延びてしまうこともあり、お待ちいただいているお客さまには心苦しい思いでいっぱいです。
私たち塗装業者にとって、台風や大雨はただの遅れではなく「安全管理」に直結します。
今回は、住宅塗装に欠かせない仮設足場とメッシュシート、その安全管理についてお話しします。
仮設足場とメッシュシート

住宅の外壁塗装では、仮設足場を組み、その周囲にメッシュシートを取り付けます。
足場を自社で保有している塗装業者→
自分たちで足場を組み、シートを取り付け、荒天時の開閉作業も行います。
足場を保有していない塗装業者(弊社も含む)→
足場専門業者に依頼して足場を設置してもらい、メッシュシートの掛け外しは塗装業者が担当します。
この「シートの開閉」が、実は重要な安全管理のポイントです。
シート開閉の「問題点」

大規模建築は分かりませんが、住宅塗装では「荒天時のシート管理(畳んだり広げたり)」は、シートを設置した業者が行うのが原則です。
しかしここで問題になるのが、誰が担当するかという点です。
本来は「塗装業者」が行うべきだと考えています。理由はシンプルで、メッシュシートの開閉は緊急性が高いからです。
台風や突風の予報が出たときに、すぐ動けるのは現場を把握している塗装業者だからです。
足場業者に頼みにくい理由

足場業者はどうしても人手不足に陥りやすい立場です。
・塗装業者にとっては:「1〜2現場のシート開閉」ですが
・足場業者にとっては:「複数の現場から一斉に依頼が来る追加作業」なのです。
つまり、通常の足場工事スケジュールに加え、大量の開閉依頼が重なるため、希望通りのタイミングで動けないことが多いのです。
結果的に、現場によっては安全管理が後回しになるリスクがあります。
山本塗装の取り組み

弊社では、足場専門業者が組んだ足場に対して、自前のメッシュシートを設置・開閉しています。
・荒天時は塗装作業を中断 → そのまま自社スタッフがシートを畳む → 作業再開時に再び掛け直す
この流れにより、中断によるロスを最小限に抑えています。
実際、台風の日に「シートが掛けっぱなし」の現場を見掛けることがありました。その危険性を考えると、塗装工事における安全管理も品質の一部だと強く感じます。
まとめ
住宅塗装の品質は、塗料や仕上がりだけではなく、工事中の安全管理にも表れます。
私たち山本塗装では、こうした点も含めて安心して任せていただける工事を目指しています。今回のお話が、塗装業者選びのご参考になれば幸いです。
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