木を塗るDIY。
外装で木材は、ウッドデッキ、ベランダ、フェンス等で採用されます。木材は丈夫で緻密ではありますが、
DIYで木材を美しく保つためには何らかの保護をしてやる必要があります。今回はDIYで木製建具の美しさを保つ方法をお話しします。
木材が劣化する原因
木材は樹脂と繊維で出来ていますが、樹脂は太陽光の紫外線にたいへん弱く、経年によって表面から順に劣化・剥離していきます。
塗料で表面が隠れていても、紫外線は素地まで簡単に貫通します。屋外にある木材の塗装が剥がれやすいのはこのためで、「塗料が」ではなく「樹脂が」剥がれているのです。
木製建具を丈夫にするには
塗料、防腐剤、オイルステイン等、種類に関わらず、DIYでは木製建具はダメになる前にどんどん塗り重ねましょう。約2年ごとに塗って(素地の状態で変わります)、層(そう)をどんどん分厚くしていきます。
最初にキチンと下地調整・仕上げ塗装を施しておけば、次回の塗り重ねでは濡れ縁などの小さいものなら下地調整すら不要です。厚くなればなるほど耐候性は上がっていきます。
塗らなくても良い建具
ここまでの内容に「ちょっと大変そうだな」と感じた方は、塗らなくてよい建具はいかがでしょう。
ーアルミサッシー
建具の耐候性を高めるために生まれたのがアルミサッシです。風合いこそ木材に劣りますが、アルマイト(陽極酸化皮膜)処理されたサッシなどは非常に丈夫です。
ー人工木材ー
最近のウッドデッキやその手すりには人工木材(樹脂木材)と呼ばれる「木粉+樹脂」の素材があります。木の風合いはほぼそのままに、手間いらずなウッドデッキが出来上がります。
まとめ
根性論のようですが、一度取り組んだら「必ず」仕上げる覚悟が大事です。上記のように継続的に塗り続けて下さい。その積み重ねが経験となり、大切な建具をいつまでも守ることが出来ます。
「雰囲気が好き」という方に「メンテナンスが楽しい」という方に、上記に挙げた選択肢に心が揺らがない方に、屋外の木製建具はおすすめです。頑張りましょう!
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