業務日誌 サッシ戸袋の部品交換

最近お世話になったお宅様でのことですが、鏡板のない戸袋で雨戸を塗装するために、部品を外さなければいけません。ところところが、ビスと部品が腐食・膨張していて全く回らず。無理に回すとビスが折れてしまう事態に。これは困りました。

戸袋のあおり止め
戸袋のあおり止め
取り外した「あおり止め(左)」と後述の交換部品(右)

いずれにせよ塗るためには、ビスを折ってでも外すしかありません。ということで、外した部品は再利用できなくなってしまいました。そこで代わりのモノを探すところから今回の話しを始めたいと思います。

目次

〇メーカーの確認。

〇ミリ単位で探す。

〇いちばん近いもので代用

〇いざ取付!が不安。

〇まとめ

〇メーカーの確認。

サッシの メーカーは、どこかに書いてあります。

こういうサッシの部品というのはメーカー毎に「ちょっとだけ」サイズが変えてあるモノなので、まずはメーカーを確認するところから始めます。戸袋にはメーカー名が載ってなかったので、どこかに無いかと探していると玄関扉の裏にトステム(TOSTEM)のロゴを発見。まずはひと安心です。

〇ミリ単位で探す。

サッシ部品は大変に緻密に出来ているので、ミリ単位で大きさが合ってないとぜんぜん付きません。「トステム 戸袋 ストッパー」と入力して検索をかけたら、いろいろ出てきました。この中から、大きさの合うものを探していきます。

〇いちばん近いもので代用

サッシコンビニwebサイトより(引用元にリンクします)

「ほぼ」同じ大きさのものが2つ見つかりましたが、元の部品と違い樹脂製でした。そしてなぜか、両方とも違うメーカー用。玄関扉と戸袋は、違うメーカーだったのですかね。見つけたモノはサイズが少し大きかったので、加工する必要があります。

〇いざ取付!が不安。

あおり止めが交換完了。雨戸もスムーズに動きます。

加工しても0.5mmほど長くなってしまいましたが、部品の精度を落としてもいけないと思い、そのまま付けてみることにしました。戸袋1カ所につき2つ装着。少しサイズに余裕はないものの、無事に付けられました。雨戸もスムーズに動きます。交換完了です!

〇まとめ

実際に工事を始めてみないと腐食が見つからないもの、というのはやっぱり有りますね。今回はお客様には今回についての請求は特にしませんでした。しかし今の世の中、インターネットを使えばこんな細かな部品が見つかるようになりました。便利な時代だと思います。最後まで読んで頂いた皆さま、感謝いたします。これが何かのお役に立っていましたら、幸いです。