-ベランダの床を塗りました-

ベランダ床施工前えらいことになりました。本来なら塗ってはいけないこのベランダの床ですが、
お客様にどうしてもと言われてしまったので、、、どんと来い!!
塗装することになりました。現状は、旧塗膜の剥がれがひどい状態、、、です。

そもそも、なんで塗ってはいけないのかと云いますと、このベランダの床は塩ビ(塩化ビニル)製。
日差しによるひび割れを防止するために、大量の油分を含んでおりまして(可塑剤といいます)、
とにかく塗料が密着しにくい素材なんです。

そしてさらに悪いのが旧塗膜があること。
剥がしきれなかった塗膜(ちなみにアクリルウレタンらしい)に負荷を与えられないんです。
密着力を求めると旧塗膜から剥がれてしまう。旧塗膜へのやさしさを求めると密着しない、、、
まさに板挟み状態。

湿潤面プライマー

そこで山本塗装が選んだのはコレです。シントーの湿潤面プライマー!!

これを選んだ理由はその密着力の良さ。
何しろ多少濡れているところでも密着するよう設計されたプライマーですから密着力はお墨付き。
そして最大の魅力は水性だということ。水性なら旧塗膜への影響はありません。これならいけるかも!

ベランダ床施工中1

ローラーで施工します。塗る前には水拭きをして微小なほこりも取り除いておくとツルッと仕上がります。

ベランダ床施工中3施工完了。いいかんじです。

このプライマーは強溶剤のウレタンでも塗装可能だとメーカーはいいます。しかし
塩ビの伸び縮みはものすごく、ひび割れが恐ろしいので今回はアクリルシリコンで
いきます。床用の塗料ではないので対摩耗性(歩くときの擦れ)は弱いですがね(^_^;)