業務日誌-壁のカドだけが崩壊。

横須賀市 山本 塗装 業者 リフォーム 外壁 屋根

※実際のお宅さまとは関係ありません

先日お伺いした外壁塗装ご依頼のお宅さま。

新築から20年以上も塗装されてないとの事。

 

「普通サイディング外壁って

それだけ放っといちゃうと

壁そのものが崩壊する箇所も出るけどなぁ」

 

と想いを巡らしながら壁の状況を確認します。

ですがこちらの外壁はいたって健康的でした。

 

何故かというとそれは「アスベスト」のおかげ。

 

 

・目次

○アスベスト規制について

○壁のカドの異変

○異変の理由

○壁のナカも心配。

○まとめ

 

 

.〇アスベスト規制について

アスベストフリーの建築材料は

2006年施行の建築基準法改正より

出回ったもので、

 

今でこそ代替品も丈夫になりましたが、当時は

強度に欠陥のある物も結構あったんです。

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アスベスト規制初期の不良品の屋根材

 

.〇壁のカドの異変

「ということで外壁は平気・・・っと」

いった調子でぐるぐると

 

現状を確認していましたら

1カ所だけ見つけてしまいました。

 

「ん~これは交換かな。なんにせよ

1回開けてみないと怖いな。」という所を。

 

それは外壁のカド。

「やっぱりココはそうなるかぁ(^_^;)

 

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コーキングが離れ、水を吸っている外壁

.〇異変の理由

サイディング外壁で

カドというのは急所なんですね。

 

パネルの継ぎ目が集まる場所ですし

 

また配線とか雨どいとか

「穴を開けたくなる」場所でもあります。

 

サイディング外壁は雨にはホント弱いんです。

なにしろ壁の防水膜は「塗装だけ」なので

 

壁の穴、パネルの継ぎ目から。

雨水はどんどん入ってきます。

 

最初にちらっと言いましたが

水の浸入はサイディングにとって一大事です。

 

サイディングを構成しているのは

セメント質と繊維質です。

内部のセメント質は水が

 

侵入している状況が

続くと外に流れ出します。

 

残った繊維質だけでは

壁としてのカタチを

 

維持できずに壊れてしまうんです。

 

 

.〇壁のナカも心配。

心配なことはもうひとつ。

壁のなかの「柱」のことです。

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壁のなかで柱が腐食。無くなっている状態。

以前のブログで詳しくお話ししていますが

壁をあけてみたら

 

「柱が無くなっていた」ことがありました。

 

だいぶ長いあいだ

雨が侵入していたと考えられるので

 

「開けてみないと判らないですが

確認ついでに壁のカド部分は

ぜんぶ交換した方がイイですよ。」

 

と施主さまにお話ししておきました。

 

 

.〇まとめ

「塗装」は家のいちばん外側にあるもので

そのなかにある家本体を守っているものです。

 

10年程度で定期的にメンテしてきた家と

放っておいた家では

その後の持ちが明らかに変わってきます。

 

上でお話ししたように

塗装以外の工事が必要になる事も出てきます。

 

最後に

商売文句ではありますがこれは真実。

「悪くなるまえに早めに塗り替えを。」

 

我が家を健やかに

保つため。何卒よろしくお願い致します。