業務日誌ー塗るところにシリコンはダメ!


サイディング外壁のパネル間に充塡してあるコーキング材から元の塗料が浮いていました。コーキング材はゴム状に固まりパネルの隙間を埋めるもので、気温の変化で伸び縮みします。

いまのところ、この伸縮に完全についていける塗料というものはありません。ですから「あぁ浮いてるな(^^)」程度の軽い気持ちで剥がしてみたのですが、油でも塗ってあるかのようなヌルつき。シリコンコーキング材が打ってありました。

シリコン系コーキングは長持ちする材料ですが、それゆえに油分を多量に含んでいるので塗料を弾いてしまうんです。

シリコン系のものは、塗装するであろう場所には打ってはいけないものなんです。ホームセンターによく売っているシリコンスプレーも同様です。

以前に外壁に大量にシリコンスプレーを吹いたお客様がいらっしゃいました。壁に浸透してしまったシリコンは取り除くことは出来ないので、お客様には剥がれる恐れがあるとの事をご了承して頂いたことがあります。

塗装店からのお願いです。「塗るものにシリコンは決して使わないで下さいね。」