鹿島式 外装塗装材料耐用年数推定法とは?

横須賀市山本塗装

塗料の耐用年数というのは製品によって様々で、消費者の皆さんがその中から最適なものを選ぶというの

は大変に難しいことだと思います。選ぶ基準としては「信頼できるメーカー」「塗装業者の勧める塗料」

「世間でよく出回っている製品」「価格が適切」と、この位ではないでしょうか。

 

塗料の品質というのはJIS(日本工業規格)や、それを補完するJPMS(日本塗料工業会規格)、ETV(環境

省環境技術実証事業)などの規格に適合する「一部の製品」を除いて、各メーカーが独自に算出しています

。塗料メーカーにもそれぞれ個性があって、一級品にこだわるメーカーや最新技術に意欲的なメーカー、

既存技術の製品を「ジェネリック医薬品」のごとく安価で販売するメーカーもあります。そのような各メ

ーカーが販売する塗料ですから、たとえJISの同一級の認定品といえども品質に違いが出る事があります。

 

(クリックで同社プレリリースへリンクします。)

今回発表された「鹿島式 外装塗装材料耐用年数推定法」は、物件の地域性や日射量で変化する塗料の耐用

年数を、現地での屋外試験等と気象データによる定数を使って推定するもの。この推定法によって塗料を

使用する地域で要求される耐用年数から、最適な外装塗料を選定することが可能になるそうです。同社が

所有するこれらのノウハウを使い「新築時に要求される耐用年数に応じた塗料の適切な選定や、効率的な

維持管理計画を立案していく」との事。

 

しかし業界の都合で産まれるたくさんの規格。エンドユーザーであるお客さまにとっては「ユーザビリテ

ィの欠如」とも言われかねません。早くこれらの認定技術がJISに集約されていく事を願うばかりです。