-「家が黄色」になったワケ-

テープ残し1  テープ残し2

同業者のワルクチを書いているようで悲しい気持ちになりますが、あまりにも酷かったので書かせて頂きます。

今回のお客さまのお宅は、眼にも眩しい山吹色。いや黄色と言った方が良いかもしれません。お話を聞くと、
この黄色は前回の塗装業者が指定した色で、理由は「在庫がこれしか無い」ため、自分たちでは選ばせて
もらえなかったのだそうです。

手抜き?でも剥がれている訳でもなく、キチンと密着している様子でした。色は指定出来るのが普通なのに、
変わった業者もいるものだな?とその時はその程度に思っていました。

そして建具のさび止めなどが終了し、壁を塗るためにビニール養生を始めた時にそれは見つかったのです。

前回塗装のマスキングテープ。色は黄色です。
はがし忘れたのか?と思いましたがそうじゃありません。建具まわりの下側には全て貼られたままでした。つまり、
意識的に"残した"のです。そして壁の色は黄色。色は在庫が無いのではなく、テープを剥がさないで塗装するため
のウソだったのです。

私たち塗装業は、仕事を通して皆さまの生活の中心である"家"を整える役割りを果たすべくやってきた自負があります。
その名誉をみずから切り捨てる業者がいることに悲しみと怒りを感じずにはいられません。これからも私どもは、誠実に
お客さまと向き合っていきたいと思います。