屋外ニス仕上げの天井の剥がれ

tenjounisu屋外の木板の天井ですが、既存のクリア塗料の膜がポロポロ剥がれています(写真①、②)

屋外では木材は、太陽光による紫外線の影響を受けやすいものです。
さらにクリア塗材は紫外線を貫通させてしまうので、劣化した木と一緒にはがれてしまうのです。
今回の事例は天井ですが、日の当たるところでは2,3年で浮きや剥がれが発生します。

経年劣化した木材をまたクリアで仕上げようとすると、既存の塗膜をはがす作業に大変な手間が掛かってしまいます。
そして前述の通りクリア塗材は剥がれやすいので、山本塗装としてはオススメ出来ません。

今回は、完全に木の下地が露出してしまっている箇所もあるため、木材用下塗を塗布(写真③)したのちにアクリルシリコンで
仕上げます。1液のウレタン下塗り塗料なので、乾燥時の縮みが少なく下地の木を傷めずに塗装出来ました。

写真のような木目リブ天井は、季節により材料自体が伸び縮みします。夏の暑い時期には、
下塗の白い色がリブの溝から見えてしまうことが予想されますので、仕上げ塗料の色は白で塗装する予定です。