水性シリコン。木部には不適と書いてあるわけ。

水性シリコンで塗装した木部軒天破風枠まわり

こちらは水性シリコン塗料で仕上げています。水性シリコン塗料は木部には不適(ふてき)とカタログ表記してありますが、もともとの塗膜の密着が悪いので下地を刺激しない水性塗料を採用したくメーカーに相談をしました。

メーカー担当の話では不適の理由を「下地調整(こすって傷付ける)だけでは密着が不十分になってしまうから」と話していました。同メーカーの下塗り塗料を全面塗装した上でなら「密着は」問題ないとのこと。

ただメーカーは口を濁していましたが、水性塗料の塗膜は溶剤系のそれより多少堅めな傾向があるようなので、日当たりの強い南西面などは木材の季節による伸び縮みに追従仕切れない可能性がありそうです。

水性塗料を採用する理由そして上記の可能性をお客さまとお話しして、ご納得の上で作業を進めています。